境界画定に役立つ資料とは?
境界画定は、隣接する土地との境界を明確にするための手続きです。
境界が不明確であると隣地とのトラブルが発生することがありますから、境界を正確に確認し、確定したほうがよいでしょう。
ここでは、境界画定に役立つ資料を紹介します。
・公図(こうず)
公図は、土地の形状や位置を示す図面で、土地の境界を確認するために最も基本的な資料です。
公図は、市区町村の役所で取得できます。
・土地台帳(登記簿)
土地台帳には、土地の所有者、面積、形状、地目(用途)など、土地の基本情報が記載されています。
家を購入した際に自宅に保管されているかと思いますので、確認しましょう。
・境界標(境界杭)
土地の境界には、通常、境界標(境界杭)や石杭、鉄杭などが設置されています。
物理的な証拠になるものですが残念ながら、古くからある家の場合はこれらが外れてしまったり、紛失しまっているケースもあります。
・過去の測量図や契約書
過去に行われた測量の結果を示す図面や、土地に関する契約書も有用です。
特に、隣接する土地との境界線に関する取り決めや合意内容が記載された契約書は、境界画定で役立つ資料です。
・地積測量図
地積測量図は、土地の面積を正確に測量した結果を示す図面です。
この図面は、特に土地を分割したり、売買を行ったりする際に必要になります。
境界画定に役立つ資料は個人で所有されているものや、市役所にデータが残っているものなどがあります。
それらの資料を集めたい場合は土地家屋調査士に相談することをおすすめします。